同調圧力気質な日本人と仕事との関係

同調圧力
仕事の疑問 仕事上での心の悩み 体験談

同調圧力。最近になってじわじわと認知されてきていますが、その同調圧力によって苦しく辛い思いをしている方は多いのではないでしょうか?

今回はそんな日本人の特徴でもある同調圧力と仕事の関係性について日本人の特徴や同調圧力の対策方法などのお話をご紹介していきたいと思います。

1、まず同調圧力ってなに?

そもそも同調圧力とはなんなのか?複数人が所属するとあるグループ内で仮に会議したとします。

そこで何か結論を出さなくてはいけないような場面は多くあるかと思います。

そこで少数意見の人を暗黙的に多数意見の方へ強制的に結論付けることを言います。またそれだけにとどまらずに少数意見の方をネガティブなイメージを植えつけて人からのイメージを操作する行為自体も含まれます。

2、日本人の気質

さて次は日本人の気質について思い返してみます。

世界から見て日本人は非常に無口で意見を言わない人種だと見られています。

  1. 「空気を読む」
  2. 「言わなくてもわかる」

日本人では頷いてしまうこの気質も外国人からするととても不思議な習慣だといいます。

特にアメリカ人は「イエス・ノー」の文化が非常に強く出ていて日本人と話すのはまどろっこしいと言う意見はよく聞きます。

日本人は古来の生活環境や慣習からか自虐的で謙遜し自分に誇りがもてない(持っていないかのような態度をする)人種です。

また日本人は人目を気にしたり気遣って回りに意見や行動を合わせる修正があります。

これは海外特にヨーロッパ系の人種からすると特異に見えるそうです。

アメリカでは親から「人とは違う特別なことをしなさい」と言われるようですが日本ではほとんどの場合が「周りに迷惑をかけるな同調しろ」と言われます。

また日本の流行り物を見ても一目瞭然です。

「良い」とされるものはみんなで同じものを身につけたり使ったり食べたりします。

そして日本人はなるべく集団で行動したがる人種であるともいえます。とても面白い人種です。

さて今までのお話で日本人と同調圧力は非常に結びつきやすい現象だと感じたはずです。もしかしたら世界中で一番この現象が多いのは日本なのではないかと思えるくらいです。

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3、日本における会社を辞める理由と同調圧力の関係性について

日本人の会社員が中途退社する理由は主に

  1. 「給与が低いから」
  2. 「仕事内容が面白くない」
  3. 「労働環境は悪い」
  4. 「上司や仲間と上手くいかない」

などがあるそうです。

これらは全て日本人らしいなと感じる理由であることがわかると思います。

外資系の企業や海外ではどのようなことが行われているかと言いますと、実際に外資系企業数社に20年近く勤務した経験のある友人から聞くお話ですと、日本企業との温度差の違いに驚かされます。

 

外資企業では基本的に全て実力主義です。

一つのプロジェクトが成功すれば正義、失敗すれば悪です。

そしてプライベートを重視するのが基本でちゃんと仕事を遂行させることが出来れば勤務時間に決まりはないところが多いです。

毎日朝から晩まで会社にこもり残業をしている真面目な日本とは大違いですね。笑

 

また仕事を成功させるために労働環境が悪ければすすんで意見を出して排除したり改善させて仕事のしやすい環境を自分で作るのが当たり前のようです。

そして気に入らない仲間や上司には罵声をあげ仕事の結果を出して相手を引き摺り下ろすといったことが日常茶飯事のようです。

そして給料に満足がいかずに交渉しても引き上げられないようであれば次の会社へ自ら交渉し移籍するということもよくあるそうです。

特にアメリカでは仕事が出来る人は基本的に同じ会社に長年いないことも多いそうです。

日本ではさきほど挙げた特徴のせいかあまり考えられません。古くから年功序列で不平不満は言わずに同じ会社に生涯尽くし円満退社することが良しとされ美とされてきました。

この習慣を比較するといかに日本が井の中の蛙であるか、島国魂であるかがわかると思います。

4、同調圧力と日本企業の実態

今度は私が以前所属していた会社での出来事を例になぜ同調圧力が起こるかお話したいと思います。

私の所属していた会社は古くから続く金融機関関係の会社で仕事柄も少し影響あるかとは思いますが基本的には古い考え方を持った役員さんがたくさんいて古い慣習を良しとする極めて守りが強い組織でした。

 

入社してすぐに同調圧力の空気を味わうことになります。

年の一度の労働組合と会社との賃金交渉をやりとりする会議での出来事です。

まず結果からお話しますと基本的に労働組合からの要求は全て条件満額回答です。

後から考えると非常に不思議な習慣ですよね。あらかじめ会社と労働組合は賃金交渉のすり合わせをしていたことになりますからね。

 

また従業員からの質問は台本がありその返答にも台本があります。

失敗は全て許されず台本に書かれた筋書き通りの会議でした。そして決まって拍手で同意の意を表すといったいわば戦時中の軍隊のような儀式でした。

そしてこれは全体的な会議だけにとどまりませんでした。本部から出る指令が各支店へ流れます。その支店でも奇妙な風潮がありました。

 

まず各支店には経営陣から送り出された手下といわんばかりの幹部候補の方が監視につくのです。もちろん支店単位でも会議や意見交換会が行われるのですがここで同調圧力が始まるのです。

幹部候補の方が参加するとその支店長を始め従業員たち全てが黙ってしまうのです。また口を開いたかと思えば会社側が喜びそうな筋書き通りの発言をするのです。

当初はこの違和感に私は気付きませんでしたが1年2年と生活していくにつれてわかってくるようになりました。

それは必ず極少数人数の反発者が存在するのですが気付くとどこかへ転勤させられていたりましてはストレスによるうつ病を患ったりして会社から姿を消していくのです。

また会社から存在を消されずに済んだ従業員はじわじわと地位の降格とともに賃金カットの嫌がらせを受けていました。これはまさに最初にご紹介した同調圧力です。

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5、なぜ同調圧力が起こるのか

さて私の体験で同調圧力の色が極めて強い会社のお話をしました。

今はもうその会社と関係はないのですが離れたわかったのはやはり日本人の気質を最大限に活用されているということ。

 

また一人の実権者が圧倒的な力を持つとそこからピラミッド上に広がって無言の圧力いわゆる同調圧力が生まれるのだと気付かされました。

また一度その風潮が進んでしまえば簡単で人は一度そのような圧力を感じると「反対すれば何か被害を被るのではないか」と思いこみ意見を言わなくなります。

 

特に回りの意見に口を合わせて団体行動を重んじている人種である日本人はかっこうの餌食となります。上層部からすればこのような同調圧力を感じやすい日本人の従業員はすごく扱いやすいですね。

6、同調圧力をなくすには

さてここでどうすれば同調圧力がなくなるのでしょうか?

前提を日本で考えると本当に難しい課題になります。

しかしこの自虐的で引っ込み思案で意見を言わない日本人ですが少しずつこの同調圧力から開放される兆しがあるような気がしております。

 

まず身近なところでは会社の離職率です。新卒三年以内の社員の離職率が三割に達しております。

またデータとしては正確なものはわかりませんが五年以内、十年以内と広げていくと圧倒的な数字になると思います。昔の社会ではおそらくありえないことだったろうと思います。

 

離職後に転職する方もいれば自営業者や非正規雇用者になる方も今では珍しくありません。

この日本の離職率の高さは決して悪いことだけでなく同調圧力からの開放を求めた結果の数字でもあると感じます。そしてもう一つは今の社会の仕組みや文明の発達です。

一つ例を挙げるとするとインターネットです。

今ではほぼ全ての家庭にパソコンがありボタン一つでインターネットを介してどこの国でもどんな分野でも利用者次第では平等に知識が得られるツールと化しています。

またこのインターネットがもたらした産物として匿名の方の力を借りたクラウドソージングや世界中の人と匿名で情報交換が出来るソーシャルネットワークサービスといった便利なものが普及しています。

 

これらを利用するといかに日本の閉鎖的であった会社や国民性が普通であると勘違いしていたかがよくわかります。

現に今では会社組織に雇って貰うといった手段ではなく全く違う国の人と討論したり事業を行ったりしたりと活躍する日本人も増えてきています。

この大きな流行と動きが進むにつれて同調的であった日本が少しずつ淘汰されていき同調圧力の少ない人種へと変わっていくのではないかと思います。

また最近では日本国内で法人を登記し起業する人は少なくなっていますがインターネットの力を最大限に利用してフリーランスとして斬新な活動を展開している方々は増えています。

最近ではアフィリエイターやブロガーといった職業の方々ですがそういった今までなかった会社にあまり頼らない生き方をする人がもっともっと増えると社会にとってもすごく良いと思います。

7、個人レベルではどう対処するか

さて大きな視点では少しずつ同調圧力は少なくなっていく方向で時代は進んでいるように思いますが個人レベルではどう対処すればいいのでしょうか?

やはり私の体験談のような極めて自分の生活に身近な人間や組織にまでこの時代の流れが浸透するには時間がかかります。

 

大事なことは普段から当たり前だと思っていたことを信じ込まない考え方です。

「会社からこういわれているからそうしている」など他人任せな習慣を排除することが大事です。

そうすると精神的にもすごく楽にもなりますし何より自分で考える癖がつきます。

 

会議で同調圧力の現象が起きても反対の意見を発言していればよいのです。

最初は嫌がらせを受けたり権力で捻じ曲げられることも多いことでしょうが必ず同じ意見を持つ人はいます。

仮にそこにいなくてもソーシャルネットワークサービスを利用して同じ意見を持つ人の署名を集めればよいのです。

匿名という形態は不思議で匿名であると本音が出やすいことも知られています。

そこで組織から外されてしまったら生活は大変でしょうが経験としては非常に向上しているので良しとするのが一番です。次の会社や生活で必ずいい意味でプラスされて活かされます。

先ほど述べたようなインターネットにおけるブロガーやアフィリエイターなどのような活動を体験し専業ではなくとも副業として違う世界の空気に触れてみるのも経験としてはかなりプラスになると感じます。

そこで今までは会社だけにしか意見が言えなかったことが圧力など気にせずに世界中に情報や意見を発信していくことも可能になるのですから。

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8、同調圧力と今後の日本

これまで同調圧力の特徴や傾向からお話を始めて対策までお話させて頂きました。

 

それでは日本において同調圧力と今後はどのような関係になっていくのかの展望をお伝えします。

先ほど述べましたとおりこれだけ文明と技術の発達が進み極めてオープンになりつつある日本は必ずこの日本人の特徴と同調圧力の勢力は小さくなると考えられます。

 

しかし文明の発達や流行では良い方向へ進んでおりますが政治や経済の世界では困難な問題なのかもしれません。日本はアメリカと非常に密接な関係を気付いております。アメリカは世界のリーダーとして政治や経済を引っ張っていって様々な理由がありどうしてもアメリカの意見に同調しなくてはいけない場面が非常に多いのは事実です。

なお国対国という問題で言うなれば決して簡単には同調圧力は無くせない問題ではありますが日本国内だけでなく世界的にインターネットの技術が著しく発達して色々な国の方と接することが出来ます。

今では簡単に世界中の方々と情報交換をしたり仕事をしたりすることが出来ます。ですので日本人特有の同調しやすい気質を克服してどんどん海外の方と接する出来るような未来がすぐそこにあるような気がしています。

9、さいごに

おそらく正しい意見なのにその意見が言えなかったり無言の圧力を受け本当にしたい行動に移せない方がたくさんおられることかと思います。

そういった方の多くの方は会社員として真面目に仕事をされているでしょう。

まずは自分を信じ、今はインターネットも気軽に利用することも出来ますので「匿名の力は強い」これを信じ様々な国や立場の方の意見を聞いてみたり、もしくは意見を伝えてみたりすることから始めて少しでも気を楽にして頂けたらいいなと思います。そしてこの私の経験談やご紹介したお話が皆様の参考になると幸いです。

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