過労死問題は絶対に許してはならない!過重労働との向き合い方

過労死
仕事の疑問 体験談

過労死。本来ならば絶対にあってはならないことです。しかし、現在の日本ではその「過労死」というものの重みを企業はあまり理解していないように思えます。

もう何度、過労死とニュースで報道されたでしょうか?それでもなおなくなることはなく、定期的に同じようなニュースが流れてきます。

もっと過労死という実態について私たち一人ひとりが重く、重く受け止めていかなければならないはずです。

たしかにどこの会社でも今や人が足りず労働時間が圧迫しているかと思います。

これから少子高齢化が進む以上、もっともっと社会は人員不足に見舞われてしまいます。ですがそんな社会で私達は働いていかなければなりません。

誰しもが1度は自分の会社に対して仕組みや任される仕事について不安や悩みを持つのではないでしょうか?

今回はどうして過重労働環境下でも辞められずはたらき続けなければならないのか、また周りで見ている人達はどうして助けを出して上げられないのか、会社は対応してくれないのかについて私の体験談も含めながら深く考えていきたいと思います。

1.社会現象となっている過重労働時間による過労死‥辞めるという選択肢はなかったのか?

私が今、勤めている会社も実はブラック企業と言われる会社です。

その会社は社会から見るととても需要が多いのですが、技術職であるがために働き手が近寄りがたくさらに労働条件が悪いためなかなか人が入ってきません。

新入社員として私が入社した時の直属の上司ですが、担当を1人で何十件も持っていました。

ここまでは普通の会社でもある話ですが、問題は各それぞれの受け持ちで欠員が発生し、自分がその受け持っている現場に入らなくてはならなくなってしまうという点にあります。

その方の本来の仕事というのは、受け持ち件数の事業所がより快適なサービスを受けるためにその顧客にサービス提案をしたりクレーム処理をしたりという役割です。

なのにそのサービスを直接提供する部下達が欠員になってしまうため上司は現場に入り、顧客からクレームを受けても対処できず顧客関係も悪くなり負の連鎖が生まれてしまっていました。

忙しくて3ヶ月間休みが1度もなかったというお話しも聞いていました。

現場に入るがゆえに電話に出れないことで部下達の悩みも聞けず退職者は増え、さらなる欠員を生み出すという最悪の事態になりました。

 

この話を聞くと誰しもが「辞めればいいんじゃない?」そう思うのではないでしょうか?ですが意外にも忙しさの渦中にいる人達というのは日々の業務をこなすのに精一杯で辞めるという頭になっていないことが多いようです。

ディップの派遣情報はたらこネットの有給アンケートによる調査では、1年間で有給を消化した日数が0日と回答した人がなんと14%をしめていました。

5日未満という回答で50%と、実に取りにくい社会になってしまっていることがよく分かりますね!

過重労働環境下にいると有給はおろか普通の休日ですら取れない状況が続いているかと思います。

 

休日出勤に残業、休みが取れないという状況が続いてもなお仕事を続けるという方はとても責任感が強く、誠実な方に多い傾向が見られます。

とても素晴らしいことだと思います。雇う側としてもこのような人材を求めているだろうと思います。

しかし逆を言えば任された仕事に対してNOと言えない、誰かを頼ることもしないということも多いのではないでしょうか?

その点で自分自身が追い込まれてしまい相談もできずでも責任感が人一倍強いことあって投げ出したり辞めたりすることもできずに自殺という選択を選んでしまう‥過労による自殺の方はそんな性格だったのではないかなと感じています。

そんな優しく素晴らしい人ほど社会の洗礼を浴びてしまうというのはとても歯がゆく思います。

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2.会社の体制に疑問を持ちながらも声にだせない理由

それでは過重労働を強いられてもなぜ声に出せないのか‥それは会社の環境にあるのではないでしょうか?

そもそも残業や休日出勤となる原因の1つとして上司の強いこだわりがあるかと思います。

先ほど私の会社の例で欠員というお話しを取り上げました。もちろんそれもありきですが会社員である限り上司にお願いされた仕事には盾をつけないのが現状かと思います。

例えば企画書を提出したとして、Aのプランでいこうとしてずっと話を進めていたのに、上司からやっぱりこのプランはダメだと言われて急遽変更になったなどということはないでしょうか?

しかも期限がギリギリで迫っているとなると残業などをするしかなくなります。このように残業の理由が上司によるものだとすると声には出しづらいです。

ゆとりという言葉があるように平成を境に仕事への考え方の差というのもあるかもしれません。

私は平成生まれで何か事あるごとに「君はゆとり世代だからね」なんて言われていました。

私達平成時代の教育として道徳や総合学習を重んじ、教育を詰め込みすぎるのは良くなく余裕が大切という元、授業を進められてきたのは確かです。

 

スパルタで土曜日も授業があった世代の方から見ると甘えていると見えるのかもしれません。40代以降の方になってくると、仕事を成功させるためには寝る間も惜しんで働くという考えの上司も多いかと思います。

というのもその方達がまたその上司の方にそう教育されてきたので自分も部下にはそのような意識を持って働いてほしいという思いも出てくるのかなと思います。

確かに社会人として働く以上甘い考え方はいけません。

何事も成功させるためには身を削ってでもやらなければならない時はあるかと思います。

しかし命を削ってまでも働かなくてはならないのでしょうか?

上司に声を上げることなど部下からしてみたらできません。

というよりもそれができるのであればとっくにしてますよね!部下が発言できる、悩みを打ち明けられるような環境作りが会社には求められるだと思います。

期限内に多くの仕事をこなさなければならない状況というのは社会で働いている以上出てくるかと思います。

上司が話を聞いてあげる環境を作るだけでも救われることはたくさんあります。

私も入社当時は私の能力不足ということもあり仕事が全然時間内に終わらず見えないところでこっそり泣きながら仕事をしていた時期がありました。多分疲れとかが周りにも分かるくらいに出ていたのだと思います。

そんな時に先輩が声をかけてくれました。自分も入った当初はそんなだったよ、厳しいことはいつも君には言ってしまってるけど期待してるからなんだよなどです。

ですが前述しましたようにその上司でさえも仕事に困窮していたらそんな余裕もないんですね‥欠員の会社ではよくあることです。会社のトップが気付いてくれたらどれだけ良いかと思ってしまいます。

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3.過重労働を会社に訴えてもなぜ響かないのか?

やはり欠員という点が多いかと思います。

欠員である以上、労働時間を訴えても会社側は改善したくてもできない状況なのです。

たくさん人を雇えば会社であれば利益という面から厳しいというところもあるだろうし、安泰と言われてある公務員でも、税金から給料を支払っているからむやみやたらに人を雇えないという状況になっているようです。

 

欠員が解消されない限りは厳しい問題になってきます。ましてやこれから少子高齢化がますます進んでいきます。

言い方は少し悪いですが人気のある会社とそうでない会社があります。私は月に1度自分の会社の会議に出るのですが、よく議題になっています。「少子高齢化により会社は選ばれる時代になっていく。だからこそ選ばれるために魅力ある会社にならなくてはならない」と。
魅力ある会社と一口に言っても大変難しいですよね。

でもそのように会社が頑張っている姿勢を見せてくれるだけでも私達社会人は安心できるように思えます。

私の会社は入社当時とてもひどい状況だというお話しをしました。

今も欠員であることに変わりはありません。ですが大きく変わったことは会社の上層部の人達がこの厳しい状況下を変えようと動いてくれているところにあります。

 

例えば働いている上で上司のこととか相談しづらいことを直接支店長へファックスにて相談できる仕組みを作りました。

また、働き手が少ない上に需要が多いという点に関して営業職の人に新規物件を取る際になんでもかんでもとってくるのではなく、働きやすい条件なのかを加味してこちらが逆に選ぶという環境を作りました。

それと同時に今ある事業所において甚だしく労働環境が悪く困窮している事業所においては撤退するという思い切った対策も取られるようになりました。

その経緯ですが社員が訴えたというわけではなく社員が鬱になり突然会社に来なくなるなどという人が増えたことによるものでした。

 

鬱になってもそれでも会社に言うことができない現状に日本はあるのかなと感じます。

情けない話ではありますがそのような会社というのはうちだけに限らずたくさんあるのではないでしょうか?

会社という団体の中にいるから過労による自殺とニュースなどで取り上げられても会社は平気な顔で記者に対してコメントをしていますが1人の人生を奪ったということになるのです。

社員がどんなに訴えようとも会社が動いてくれなければ過労死の状況は変わることはできません。

4.過労死問題というのは身近なところにあるのになぜ誰も手を差し伸べることができないのか

電通での過労による自殺で亡くなった高橋まつりさんのSNSの書き込みの一部を抜粋させていただきます。

10月13日
休日返上で作った資料をボロくそに言われた。もう体も心もズタボロだ。

21日
もう4時だ 体が震えるよ

11月3日
生きているために働くのか、働くために生きているのか分からなくなった人生

12日
がんばれると思っていたのに予想外に早く潰れてしまって自己嫌悪だな

12月9日
はたらきたくない 1日の睡眠時間2時間はレベル高すぎる

20日
男性社員から女子力がないと言われるの、笑いを取るためのいじりだとしても我慢の限界である

これを見てどう思われるでしょうか?

休日削って資料作りをしたのに上司からはボロボロにけなされ、それでも頑張ろうという意思を持って睡眠時間までも削って頑張る彼女の姿が見えてくるのではないでしょうか?

 

頑張っているのに最後には女子力がないと笑われる‥きっとおしゃれする暇も惜しんで仕事を頑張っていたのだと思います。

ここから救いの手があるようには見えないですよね。それどころか彼女の頑張りを笑いに変えてしまっているところも伺えます。

年齢も若いので上司がすぐそばについているはずなのです。

朝の4時まで働いているのに誰も気付いていなかったなんてことあるのでしょうか?もしあるのだとしたらきちんと自分の部下を見ることができていないにも程がありますよね。

気付いている人もきっといたはずです。

上司でないにしても同期とか。しかし誰も手を差し伸べることができなかったのは会社組織が強かったのかなと思います。会社に楯突くと思われたくないとか変に目立ちたくないとか。

また、意外と本人が苦しんでいるということに周りはそれほど思っていないのではないかとも思います。

よく学校のいじめに対して「いじめてるつもりはなかった。そんなに傷付けてるとか思わなかった。」という言葉をよく聞きます。言葉を発言している方は言ったらすぐ忘れるのでしょうが言われた本人はずっと記憶しています。

仮に電通の女性社員自身が仕事ができていなくて教育のために自分でやらせるということを上司がしていたにしても、やはり寄り添ってあげることが大事だったと思うのです。

遅くまで頑張ってやってるということを評価してあげるだけでも全然違ったかと思います。

ニュースに取り上げられると「ひどい!こんなことしてる会社なんだ」と思うのですが意外と気付いていないだけで自分の会社でも同じようなことが起こっていたりするものです。

それは過重労働している人にも同じことが言えます。

忙しいあまり考える余地がなくこんなものだと思い込んでしまっているケースです。

特に忙しい会社の中にいると気付きにくいことではありますが自分も身にも置き換えて本当に自分は大丈夫?と問いかけてみることが大事です。

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5.自殺だけでなく過労死には病気にもなりうる

働きすぎによる過労死には自殺だけでなく病気に発展し、亡くなってしまうケースもあります。過労による病気の1番恐ろしいのは本人の自覚症状がないというところにあります。

というのが、働きすぎることに慣れてしまって気づかないのです。

睡眠不足は自立神経を乱し、病気を引き起こします。しかし睡眠不足で病気になるなんてあまり創造もつかないですよね?増してや仕事に追われていたら考える暇もないでしょう。

自立神経というのは心臓の動きや体温、血圧、胃腸の働きなど様々な器官に影響をしています。

過労による病気では交感神経が優位になったままで本来、ぐっすり眠ることによって切り替わる副交換神経になれないのです。

副交換神経は昼間などで活動して使った器官をぐっすり休める役割があります。

ゆっくり休めることができないまま緊張状態で仕事を長時間するため脳や心臓に重い負担がかかり、くも膜下出血や心筋梗塞などといった病気になり最悪亡くなってしまいます。

今や人件費の削減のためにパートやバイトを多く雇って正社員を少なくするなどという仕組みを取っているところが多数あります。

 

そうなってくると、パートなどができる仕事は限られてくるので正社員にその分が上乗せされてきます。

特にまだ仕事を覚えてない新入社員などはその対処に追われできず残業という形になってくるのだと思います。

最近では労働時間が80時間を超える人が1人でもいる会社に関しては労働基準監督署による立ち入り調査が入るなど措置が取られています。

ですがそれを会社が隠してしまっていたら一緒のことなのですが‥

しかし過重労働がどれだけ病気になり得るかという勉強会などがあればもっと上層部の意識も高まるかもしれないのにと思います。

政府で決まって立ち入りがあるからやばい!という認識でと、働きすぎでこんなにも病気になりうるんだなという意識ではまた違ってくるのではないかななんて思います。

精神疾患になりうるということももちろんですが意外にもくも膜下出血などの心疾患系の病気の危険性があるということは知られてないように思えます。

6.過労死問題を受けて私達労働者はどのような意識を持って働いていくべきなのか

①良い意味で頑張りすぎないこと

私は学生時代に先生から「どんなに辛くても3年は同じ場所で仕事を続けなさい」と授業にて言われました。

確かにそれには一理あって、最初の3年というのは言わば基礎を積みます。

雑務などでこんなはずではなかったなどと思うかもしれないけれどその雑務こそが後の仕事に役立ちます。

また、辛いことを言われた、無理な仕事を頼まれたなどというのも若いうちに苦労は買っておけという言葉があるように忍耐力と精神力を鍛えるという点でとても人生において役に立ちます。

ですがそれらは命あってこそです。

過労で追い詰められ自殺まで考えるくらいならそんなもの投げ出していいのです。

というより物事には限度というものがあります。法律で月の残業時間が80時間を超える場合は立ち入り検査があるというものがあるようにそれを超えると身体的にも精神的にも害されるのです。

若いうちの苦労は大切ですがその限度を取り超えてしまっているであれば私は頑張るということを放棄してもいいと思います。よっぽどその会社が好きで自ら進んでそれだけの残業をしているんだという人であれば別です。

周りの友人、また同期と比較してみるのが1番良いかと思います。周りと比べてあまりにも自分は仕事時間が長すぎるのではないかと思ったら周りに相談してみましょう。

②会社へ自分の思っていることを言ってみる

これはなかなか言えないという人が多いかと思います。

しかし①でお話ししたように会社内で周りと比較した時に明らかに自分だけ残業が多いなどがあったらそれは会社の責任なのです。

会社には言えないという人はどこかで「辞めても次の働き口がない」と思っているのだと思います。

確かに簡単には見つけられないかもしれません。

せっかく就職活動で一所懸命頑張って入った会社なのだから簡単に辞めれない、親に迷惑かけれないという思いもあるかもしれません。ですが多少は強気にでることは必要なことだと思います。

私の会社のことですが、こんなことしてはいかないのですが前に先輩が「あの人には頼みやすいからあの人に頼もう」と明らかに仕事量が偏るくらいその人に押し付けている時がありました。

NOと言わないからお願いしやすいのだそうです。押し付ける人がもちろん悪いですがそういう選び方で選ばれたくないですよね!

それに今辞めても次の働き口がないと思うかもしれませんが辞めてすぐに正社員を見つけようとしなくて私はいいと思うのです。

辞めた間バイトをしてその間に会社を見つけるという手もあります。それに、その会社でそれだけ頑張れたのであればどの会社に行っても大丈夫です。

自信がないという人はそう思って会社の人に相談してみて下さい。そしたら別に辞めることになっても怖くないですよね?!

最後に

せっかく入ったのにそれで辞めてしまうのもったいない!と大企業にいればいるほど思ってしまうかもしれません。

ですが過重労働になっても放置しっぱなしで改善しようともしてくれない会社にいる方がよっぽどもったいない時間だと思うのです。

それに大企業に入れる能力のある人であれば引く手数多なはず!

実は私がこれをしたことがあります。

新入社員で入社して3ヶ月でまだ何にも会社組織とか分かっていない段階で事業所の責任者にされてしまい、失敗しても誰もフォローしてくれず、残業は多く休みも取れずでひどい時は朝の3時から夜の9時まで働いていました。

新入社員ながら言いづらいと思っていましたがその時に違う事業所の先輩と話す機会があり、「言いたいことは言わないと良いように利用されてしまうよ。私も同じことあってさ」という話をしてくれ勇気が出て思っていることを上司に言うことができたのです。

辞める覚悟のもと言ったので欠員である私の会社の上司は焦ったのか労働時間を見直してくれました。

頑張りすぎないこと、会社に自分の思いを伝えることというのは難しいように思えますが1つ1つ考えていけばどうってことない事にも取れます。

人それぞれに考え方は色々なので言い切ることはできませんが明らかに過重労働だと判断した時は自分で抱え込まずに周りに話しましょう。心配かけると思うかもしれないけどまずは家族から。

何にも話さずに追い込まれていく姿を見る方が家族にとっては辛いです。過重労働は深刻な病をも引き起こす恐ろしい病気です。1人1人が正しく意識をしニュースで起こる労働問題なども自分だったらと考え見つめ直すことが大切です。

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