クラッシャー上司なんかにつぶされないための六か条

仕事上での心の悩み

自分の気分や些細なミスに対して、常識では考えられない罵詈雑言を浴びせるたり、机の横に数時間も部下を立たせて叱責するクラッシャー上司。

もしそんな上司の下に配置されたら?

クラッシャー上司のために退職を余儀なくされたり、出社拒否症やうつ病になったり、最悪の場合、死を選ぶ人もいます。

そんなクラッシャー上司につぶされず、生き残るための6つのポイントをご紹介します。

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1.「クラッシャー上司を認める」こと

クラッシャー上司といえども人間。なぜそんな人になってしまったのかを知ることが、第一のポイントと言えるでしょう。

クラッシャー上司の特徴として「プライドが高い」ということがあげられます。

実際、仕事に対しても熱心で、自分の生活のすべてをささげて仕事に打ち込んできたようなところが見られます。

実際、男性の場合であればプライベートをすべて犠牲にして仕事に打ち込んできたため家庭が上手く行っていなかったり、女性の場合であれば結婚して家庭を持ったり、恋人を作ったりすることもなかったという人も少なくありません。

それほどまでに会社と仕事のために尽くしてきたのだから、当然仕事では高い実績を残しています。

  • 「自分はこんなに一生懸命やっているのに、部下のお前が足を引っ張ってどうする」
  • 「仕事でミスをしたり成果が出ないのは努力が足りないからだ」
  • 「自分はすべてを会社にささげて来たのに、お前はまだまだだ」

というのがクラッシャー上司の思考パターンです。

そのため、クラッシャー上司の部下になってしまったら、「徹底的に相手を褒める」という対策も有効です。

これまでの実績や仕事のやり方、考え方、自分が賛成できなくてもとにかく上司を褒める。

人間である以上は誰でも褒められて悪い気にはなりません。

またクラッシャー上司は自分の仕事のやり方や考え方に対して人一倍自信を抱いています。

 

要するに、クラッシャー上司はすべての人間に対して自分の存在価値と実績を認め、評価してもらいたいのです。

ですから自分でもやりすぎかなと思うぐらい褒めてあげることが重要です。

自分の存在価値を認めてくれる人間は、たとえそれが部下であっても攻撃し続けることは難しくなります。

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2.「クラッシャー上司に立ち向かわない」ということ

クラッシャー上司の特徴のひとつに「極端に視野が狭くなっている」ということがあげられます。

目の前にあることに対してしか反応できず、長期的な視点が欠けていたり、自分が言ったことを忘れる、自分が指示したことなのに勝手にやったと怒り出すということも少なくありません。

またクラッシャー上司は自分はまちがっていないと思い込んでいるため

「自分が間違ったことをするはずがない」

という考え方に支配されています。そういう人に対して論理的に反論する、正論を述べるというのは逆効果以外の何物でもありません。

その意見がどれだけ正しくても、また論理的であったとしても都合の悪いことは耳に入りません。

それどころか「部下のくせに自分を責め立てた」という記憶だけが残り、こちらを部下ではなく「敵」として考え始めるようになります。

その後はどんなことになるかといえば、徹底的な攻撃が始まるのです。

そうなってしまってはどうしようもありません。そうならないためには、反論したいことや、言いたいことがあっても、一切何も口にしないことです。

クラッシャー上司はどんなときでも部下の揚げ足を取ろうと待ち構えています。

そういう場合

  • 「なぜミスをしたか」
  • 「なぜできなかったか」

などということを説明し始めると、相手は待ってましたとばかりに説教をはじめます。

いったん説教が始まると、クラッシャー上司はなかなかそれを止めようとはしません。

しかもその説教は正論であることが多く、クラッシャー上司の立場からすると「部下に正しいことを伝えている」という自分に酔っているような状態になるのです。

その認識がさらに説教を長引かせます。

普通の神経の持ち主であれば、仕事の時間に何時間もかけて説教をせず、仕事に戻ったほうが効率がいいと考えるはずですが、クラッシャー上司にはそういったまともな思考すらできない精神状態になっているのです。

理不尽な攻撃をを避けるためにも、できるだけ意味のある言葉を口にすることはやめて「はい」という返事だけにしておけば、被害を最小限に食い止めることができます。

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3.「味方を増やす」ということ

クラッシャー上司に対して困っている人は先輩後輩を問わず大勢いるはずです。

周囲に対して自分が悩んでいるということを打ち明けましょう。

その場合「上司に対する悪口」ではなくあくまでも「仕事の進め方」で悩んでいると伝えることが大切です。

上司に対する悪口として話をした場合、当のクラッシャー上司の耳に入ってしまう場合があるからです。

また別の部署の人に相談するのも有効です。

できるだけ自分の置かれている状況について、多くの人に知ってもらいましょう。

ただし、相談相手としてクラッシャー上司よりも階級や役職が上の人間は避けたほうがいいでしょう。

 

クラッシャー上司は仕事ができるため、会社からは有能な人材だと考えられています。

また会社の幹部クラスの人間はまだまだ「プライベートより仕事を優先すべき」と考えている人も多く、そういう考え方の持ち主からすると、クラッシャー上司こそ理想的な会社員像であり、自分たちから見ても可愛くてたまらない存在なのです。

そういう人たちに、部下である人間が悩みを相談したところで「最近の若い者は」などと言われて

  • 「ガマンが足りない」
  • 「もっと苦労するべきだ」
  • 「何事も経験」

と片付けられてしまうのがおちです。

同様に、すぐに人事やコンプライアンス担当の窓口に相談するというのも少し考えたほうがいいでしょう。

以前にもクラッシャー上司による被害者が多数出ている場合は別として、まだ数人しか被害を受けていない場合、人事も事態を深刻に考えていない場合があります。

人事に相談するときは異動願いを準備し、その部署の人間にも根回しするなど準備をして、一気に事が運べるようにしてからのほうがいいでしょう。

4.「受け流す」こと

クラッシャー上司の暴言で心が消耗していると、普段ならやらないようなミスを重ね、そのことでまた上司の叱責を受けるという負のスパイラルの陥ることがあります。

あわせて読みたい→ミスがミスを呼ぶ「負のスパイラル」を断ち切る3つの方法

それを避けるためクラッシャー上司が何かを言い始めたら、心の中で数を数え、相手のいうことを一切耳に入れないようにするべきです。

真面目な人ほどクラッシャー上司につぶされてしまうことが多いのは、相手の話を真面目に受け止め、なんとか改善しようと考えるからですが、もともとクラッシャー上司は自分の感情だけで発言しているようなところがあるので、意味のある言葉としてとらえるのをあえてやめるというのも一つの方法です。

工事現場の騒音だというぐらいに考えて、一切相手の言葉に耳を貸さないようにしましょう。

5.「クラッシャー上司は自分の成長を助けてくれる存在なのだと考える」

実際、スキがない仕事や、上司の指示を完全にこなしていればクラッシャー上司が暴言を吐くこともなくなります。

同じミスを繰り返さない、ひとつひとつの仕事を丁寧にこなす、できるようになれば速度を上げていくというステップを踏んでいけば、仕事の能力は確実に向上していきますし、社内的社外的にも仕事への評価が高まっていけばクラッシャー上司といえども下手に叱責をすることは減っていきます。

あわせて読みたい→仕事が早い人遅い人の違いと遅い人のための2つの改善策

その場合に大切なのは、ある程度の期限を区切ることです。

どんな人間でも、永遠に全速力で走り続けることはできません。

ある程度走ったら休息しなければ速度自体が低下してしまいます。一年なら一年、半年なら半年と期限を区切ってガマンする、それまでは頑張ると考えてもいいでしょう。

 

ただし、たとえば一年と決めた場合でも、途中で離脱するという選択肢があることは忘れないようにしましょう。

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6.「あきらめる力を持つ」ということ

おそらく会社を辞めるということを周囲に伝えると「もう少し我慢してみれば」という言葉が返ってくるでしょう。

あるいは「場所が変わっても自分が変わらなければまた同じ目にあう」などということを言われるかもしれません。

クラッシャー上司自身も、もし辞めると告げると反省の態度を示したり、一時的に優しくなるでしょう。

 

ですが、それは決して他人のことを思いやっているわけではありません。

ただ単に部下を失うことは自分の評価が下がることにつながるからです。

そのため、クラッシャー上司は引き留めようとしているにすぎません。

少し時間が経てば、また以前のように戻ってしまうことでしょう。

 

またクラッシャー上司は人間としての心が壊れ、他人の痛みを感じられない状態になっています。

もし反省したように見えても、それは見せかけだけの姿にすぎません。

実際のところ、悪質なクラッシャー上司というのはそうそういるものではありません。

多少気分のムラがあったり、言葉遣いが乱暴な人間がいたとしても、一時間以上そばに部下を立たせて説教したり、残業を強要したり、またそれを放置し続けるような企業はそれほど多くはないのです。

もう心も体も疲れ果ててしまった、死んだほうが楽だと考えるようになっていたなら、すぐにその職場を離れましょう。

職場の異動ではなく、休職や退職を検討してもいいでしょう。

心療内科などを受診すれば診断書を書いてもらえるので、それを持っていけばスムーズに話を進められます。クラッシャー上司のために、心の病気になったり、最悪の場合には死んでしまう必要はありません。

新しい道に進むことが最も良い選択肢なのです。

 

この記事を読むとすこし心が和むと思いますのでぜひ合わせて読んでみてください→必読!ダメな上司になるための15ヶ条

 

いかがだったでしょうか?今回紹介したことを頭の片隅にでもいれておいて損はないと思います。もしもクラッシャー上司が自分の目の前に現れたらこの記事を思い出してみてください。

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