怒らない人になるための方法5つ

怒らない方法
性格の悩み

「カッとなる」という言葉があるように、怒りとは自分でコントロールできないほどに原始的な感情です。

怒りっぽい性格は損だとよく言いますが、それは何故なのでしょうか。まず、怒っている本人が不快な状態で居続けなければいけないことが挙げられます。

自尊心を傷つけられたり、納得のいかないことが続いたり、不利益を被った場合に、人は怒りという感情をあらわにしますが、その状態は、本人にとってもまったく気持ちのいいものではありません。

 

また、怒りの対象に気持ちをすべてぶつけたとしても、必ずしもスッと気持ちが晴れるわけではない、ということも損である要因です。

 

「通らなかった要求が、怒ったことで通った」というような状況であれば収まりもしますが、怒りの原因というものは大抵、理不尽でどうしようもないことや、なかなか改善されないことに対して発生するものです。

もちろん、怒りの対象が人間であれば、怒られた方も不快な気持ちになりますし、それを見ている第三者でさえ、決して気持ちよくはないのです。そんな負の感情から距離を置くため、怒らない人の特徴について解説していきましょう。

 

1. 怒らない人は、ストレスを溜めない

 

肉体的な疲れ、精神的な疲れは、心の余裕を奪っていきます。ストレスが溜まり、イライラしていて、いつもなら軽く流せるようなことに敏感に反応して怒鳴ってしまう、そんな経験はありませんか?

ストレスが溜まると、脳の中では攻撃や逃避のエネルギーが急増したような状態になり、神経は持続的な全身の緊張を作り出します。

 

この状態下では脳が普段より敏感になって、水がこぼれる寸前のコップのような、いわゆる「機嫌が悪い」、「一触即発」の状態に陥ります。

例えば、仕事で疲れて帰ってきたとき、子供のわがままに耐えられない。親の小言にイライラしてしまって、突然怒鳴りつけてしまう。

そんな風に、普段なら笑って済ませるようなことに対して爆発的に怒ってしまうことが多い人は、普段の生活を見直して、リラックスできる時間を多く作りましょう。

 

追い詰められた状態では、思考の幅も狭まりますし、一時の感情に任せて爆発した後は後悔してしまうことが多いものです。散歩や趣味の時間を増やし、普段から気持ちをほぐしておくことが大切です。

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2. 怒らない人は、他人に期待しない

怒りの原因の多くは、自分の期待を外れたことに対するもどかしさや憎しみ、「なぜ○○にじゃないんだ!?」という不満です。

 

自分の価値観や思い込み、期待から外れた事態に遭遇すると、カッとなってしまうのです。突き詰めれば怒りとは、「望みどおりにならない」または「欲しいものが手に入らない」という、子供のワガママと同じ原理なのです。

 

怒らない人は、他人に期待をしません。期待をするからこそ、裏切られたときに勝手に失望したり、憤ったりしてしまうことになるのです。

期待通りになることを当たり前のように思い、それに感謝することもなく、想像もしなかった出来事に対しては制御できないほどの怒りを覚えてしまうのでは、損する確率ばかりが高まります。

 

どうしても期待してしまうという場合は、うまくいったとき、うまくいかなかったとき、すべてのパターンの予測をして一度頭の中に思い描いておき、心備えをしておくというのも手です。期待が外れてしまったときには、「ほらね、こんなもんだよ」や「やっぱりね」という声を、自分に掛けてあげるのもいいでしょう。

 

3. 怒らない人は、頭の中で噛みしめる

 

怒りを論理的に考えることで、怒らないでいられる方法もあります。

怒りとは、自己と対象という2つの存在があって成り立ちますが、実のところその下にはいくつもの感情が重なり合っているのです。

 

例えば、大切なものを壊された怒りの裏には、喪失の悲しみがあります。時間を守らない相手に対する怒りは、予定通りに行かないことへの不安があります。

浮気をする恋人への怒りの裏には、劣等感や寂しさがあります。

このように、怒りをただ怒りとして処理するのではなく、「私は何故怒っているのか?」と頭の中で噛みしめることが大切です。

 

「なぜ?」という質問を繰り返すことで、気付かなかった根底に気付くことができます。

怒りという攻撃で自分と相手を傷つける前に、怒りの原因と、自分の感情への深い理解を示し、納得することで、激情的な怒りは少し薄まります。

 

また、ルールを作るのもおすすめです。広範囲すぎて感情を制御できない場合は、怒っていることをやめなくてもいいのです。

自分の中では怒っているけれど、相手には怒らない。例えば「怒鳴らない」、「攻撃しない」、「否定的なことを言わない」など、相手に対して行ってはいけないルールを1つだけでも作り、それを遵守することは、心をコントロールする確かなきっかけなります。

 

怒った未来に何が待っているのかを考えるのもいいでしょう。怒りという感情にまかせて行動を行ったとき、行動する前に比べてどんな変化が起きるのか想像するのです。

 

例えば、言うことを聞かない子供を怒鳴りつけたとしたら、自分は一時的にスッキリする、子供は怯える。その後、自分は感情に任せて怒鳴りつけたことを後悔するだろう。子供は、また同じ過ちを繰り返すだろう。怒られた、と誰かに不満を言うかもしれない……など、一時的な感情が引き起こす未来を想定することも、冷静になる手助けになります。

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4. 怒らない人は、怒りの対象から離れる

 

よく、見なければいいものを見て怒る人がいます。腹立たしいニュースを見て怒鳴ったり、意見の合わない他人と率先して罵り合ったりすることは、人によってはストレス解消の手段かもしれませんが、あまりおすすめできません。

 

自分への批判を知らずにはいられない、噂話を聞かずにはいられない、そんな人におすすめなのは、「離れる勇気」を持つことです。

 

どんなに冷静に感情を処理しようとしたところで、怒りの対象に近づけば本能的に怒りは増します。理解して論理的に処理することが難しい、または自分に合わないという場合には、「深呼吸する」、「10秒数えて落ち着く」といった基本的なテクニックはもちろん、「考えるのを放棄する」というやり方だってOKです。

怒りを感じたとき、可能な限り時間をおいたり、時には数日間に渡って対象物から離れたりすることも大切なのです。

考えるだけでも怒りは増幅しますから、「別のことで頭をいっぱいにしておき、考えない」という心がけも大事です。

また、どうしても考えずにいられない場合は、発想の転換で相手の立場になって考えるというやり方もあります。

怒りの対象に自分がなったつもりで、なぜそうしたのか、そうした自分は何を考えているのか、怒りの原因を別方向から解釈することで、知らないことに気付くこともあります。

 

5. 怒らない人は、笑う

 

激しい怒りは死亡リスクを高める。笑いは不安をやわらげ、免疫力を高める。そんな研究結果があります。

人間は怒りをあらわにするとき、口角が下がり、ムッとしたような、いわゆる「怒った表情」になります。

 

とても単純な話ですが、笑いながら怒鳴ることと、怒りながらゲラゲラ笑うことは、どちらも非常に難しいのです。

笑いと怒りという矛盾した行動は起こらない、という簡単な仕組みを利用して、怒りそうになったときに「笑う」というのはとても効果的です。

 

面白いものを見て笑うのが一番ですが、それが難しい状況ではニッと歯を出して表情を作るだけでもいいですし、面白くなくてもとにかく「ハッハッハッハ」と声に出すのもおすすめです。

「怒ってはいけないんだ」と、怒りだけを抑制するのはなかなか難しいですが、心をコントロールするよりも、体をコントロールするのは容易ですし、体にはあとから心がついてくるのです。

普段から口角をやや上げておけば、ストレスが溜まりにくく、怒りに左右されない心を保つこともできます。

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